歩いて出会う、江田島の「なりわい」。視察ツアー&ワークショップ | 2月交流会開催レポート

2月21日(土)に、ひろしま里山・チーム500の企画として、「歩いて出会う、江田島の『なりわい』。中町エリアで行われている『地域づくり』の可能性を探る」現地視察ツアーおよびワークショップを実施いたしました。
フェリーを降りて徒歩圏内に魅力的なスポットが点在する中町エリア。実際に自分の足で歩き、そこで暮らす・働く人のお話を聞かせていただきました。その1日の様子をレポートします。
海とともにある仕事。牡蠣養殖の現場を知る
中町桟橋に集合し、まずは海沿いをウォーキング。江田島を代表する産業である牡蠣の養殖について、実際の牡蠣棚を見ながら学びました。 干潮と満潮の差が4mもあり、波が穏やかな江田島の海は、豊富な水揚げ量を誇ります。あえて厳しい環境に置く「抑制棚」で強い牡蠣だけを残すというこだわりの育成方法を伺った一方で、近年は環境の変化によって牡蠣が獲れにくい環境に変わりつつあるという、リアルな海の課題にも触れる時間となりました。

地域と連携する世界3冠ホテル「江田島荘」特別見学
続いて、世界的な建築・空間デザイン賞で3冠を達成した「江田島荘」へ。今回は特別に、普段はなかなか見られない客室なども見学させていただきました。
館内には、江田島特産の「紙布(しふ)」を用いた壁紙や、六角紫水氏(江田島出身)が手掛けたと言われるキリンビールのロゴマークを透かしなど、館内の工夫をご紹介していただきました。
島内で50〜60名規模の雇用を創出できていることや、SUPやオリーブ体験などをオプションとして提供するなどお話を伺い、地域との連携を非常に大切にされていることが伝わりました。


島の循環を生み出す「江田島ワークス」と産業ツーリズムの可能性
再び町を歩き、クラフトビール醸造所「江田島ワークス」へ。ここでは製造工程の説明とともに、工場見学を実施しました。
ビール造りの副産物を活用するなど、ビールを軸に「島の循環」が起きているというお話は、地域づくりの大きなヒントにもなりました。見学後には、ビールの飲み比べも楽しませていただきました。
その後、今回のガイドでもある峰尾さんに、オリーブオイルのテイスティングも体験させていただきました。国内産オリーブオイルの質の高さと魅力を感じ、このエリアにおける「産業ツーリズム」の確かな可能性を感じる時間となりました。


ワークショップ:「また来たくなる江田島をつくるには?」
視察終了後は、参加者全員での振り返りワークショップを行いました。テーマは「また来たくなる江田島をつくるには?」。
単なる見学で終わらせず、ツアーを通じて感じた江田島の「魅力」や「課題」を参加者同士で率直にシェアしました。その後、それぞれの気づきをもとにアイデア出しを行い、具体的な地域づくりのプランへとまとめていきました。
歩くことでしか見えない風景や、現場のプレイヤーとの対話を通じて、これからの持続可能な地域づくりのヒントがたくさん詰まった充実のツアーとなりました。ご参加いただいた皆様、そして温かく迎えてくださった江田島の皆様、ありがとうございました。


最後に
チーム500登録者の峰尾さんが、2026年3月28日に江田島で「島ウォーキング&特別見学ツアー」を開催予定です。ぜひ以下の案内をチェックしてみてください。